令和7年度 安全運転管理者講習 受講報告書
1.研修の概要
本講習では、近年の交通事故情勢を踏まえた法改正の動向や、生活道路における危険予測、特に高齢歩行者および自転車との事故防止対策について学びました。
訪問看護業務において自動車の運転は不可欠であり、安全運転に対する意識を常に高く持つ必要性を改めて認識しました。
2.講習内容の要点と考察
① 生活道路における速度規制の強化
講習では、生活道路における最高速度を全国的に時速30キロに引き下げる「ゾーン30」等の区域規制の推進について説明がありました。
訪問看護で利用する道路の多くは、歩行者と車両が混在しており、時速30キロを超えると事故発生時の致死率が急激に上昇します。
路地からの急な飛び出しや予期せぬ歩行者の行動に対応するためには、物理的に速度を抑えることが最も有効な防衛策であることを再確認しました。
② 進化する自転車への警戒
近年、電動アシスト自転車やスポーツタイプの高性能自転車が普及しており、従来の自転車と比較して加速性能が高く、走行速度も速くなっています。
そのため、右左折時に「まだ距離があるから大丈夫」といった運転者の主観的判断が、衝突事故を招く要因となっています。
交差点では、自転車の速度を「自身の想定以上に速いもの」と捉え、確実な一時停止と十分な目視確認を徹底する必要があります。
③ 高齢歩行者の特性と事故要因
高齢者の交通事故には、加齢に伴う身体機能の変化が大きく影響しています。
・難聴:車両の接近音に気づきにくい
・視野狭窄:左右から接近する車両を見落としやすい
・自己認識の乖離:自身の歩行速度の低下やふらつきを自覚せず、無理な横断を開始してしまう
これらの特性を十分に理解したうえで、運転者側は「歩行者が止まってくれるだろう」という期待を持たず、常に危険を予測した運転を心がける必要があります。
3.今後の業務への活かし方
本講習を受講し、まずは自らが安全運転の模範となるよう、余裕を持ったスケジュール管理と法令遵守を徹底していきます。
また、訪問看護師としての立場を活かし、利用者様に対しても交通安全に関する助言を行っていきます。
外出時の歩行やシルバーカー使用の際には、視野や聴力の変化を踏まえた具体的な注意点(左右確認の徹底、明るい色の衣服の着用など)を伝え、地域全体の交通事故防止に貢献していきたいと考えています。
