春先の皮膚トラブル対策
訪問看護で行う乾燥と、かゆみのスキンケア
春先は、皮膚の乾燥やかゆみといったトラブルが起こりやすい季節です。これらの症状は、日常生活の快適さを損ない、QOL(生活の質)の低下につながることもあります。
今回は、春先に皮膚トラブルが増える理由と、訪問看護師が行う具体的なスキンケアについてご紹介します。
春先に皮膚トラブルが増える理由
● 乾燥
春先は湿度が低く、暖房の使用が続くことで、皮膚の水分が奪われやすくなります。
● 入浴習慣
寒さから熱いお湯に長く浸かると、皮膚に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥が進みます。
● 血行不良
寒暖差の影響で血行が悪くなると、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が低下し、トラブルが起こりやすくなります。
特にご高齢の方は皮膚のバリア機能が低下しやすいため、より丁寧なケアが必要です。
訪問看護師が行う3つの「一生懸命」ケア
私たちは、皮膚トラブルを悪化させないよう「一生懸命」寄り添いながら、ご利用者様お一人おひとりに合わせた予防とケアを行っています。
1.丁寧な観察と予防
お着替えやおむつ交換、入浴介助の際に、皮膚の赤み・ひび割れ・湿疹・褥瘡(床ずれ)の兆候がないかを細かく観察します。
早期発見・早期対応が、悪化を防ぐ大切なポイントです。
2.適切な保湿ケアの実施
医師から処方された保湿剤を、ただ塗るだけでなく、適切な量・タイミング・塗り方(こすりすぎないなど)を意識しながら丁寧に使用します。
皮膚のバリア機能を高めるための継続的なケアを行います。
3.やさしい清潔保持のサポート
熱すぎるお湯や刺激の強い石けんは避け、皮膚を傷つけないようやさしく洗う方法をお伝えします。
また、衣類の素材や洗濯洗剤についてもアドバイスし、かゆみによる二次的な皮膚損傷を防ぎます。
皮膚の乾燥やかゆみでお困りのことがございましたら、どうぞ我慢なさらず、いちむじん訪問看護ステーションへご相談ください。
私たちと一緒に、快適な春を過ごしていきましょう。
