サービス付き高齢者住宅の介護スタッフ向けに、研修会を実施いたしました
全介助の利用者様を対象とした
・身体に負担なく移乗動作が行える介助方法
について実技研修を行いました。
研修会でお伝えした主なポイントは
✔︎高齢者の身体は思っている以上に傷付きやすい
ということ。
簡単にあざや内出血が起こりやすいため、
「如何に利用者様の身体を傷つけない触り方をするか」が必要であることをお伝えしました。
その方法として、以下の二点が重要です。
①4本の指をくっつける
指が離れたパーの状態で力を入れると、指一本一本の小さい面積に力が集中します。
小さい面積に力が集中すると、より負荷が掛かり利用者様の皮膚を傷つける可能性が高まります。
4本指をくっつけ、広い面で触れると力が分散するため、力の集中を防げるだけでなく、介護者のつき指予防にもなります。
②指の根もとを曲げる
手全体を丸くすると、指先に力が入りやすくなり利用者様の皮膚を傷つける可能性が高まります。
指の根もとの関節だけを曲げ、指全体を伸ばす「虫様筋握り」であれば、指先に力が入りにくくなります。
手のひら全体で利用者に触れられるため、安全に介助することができます。
以上ご参考いただければ幸いです。