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脱水、熱中症対策について

異例の早さでの梅雨明けのあと、記録的な猛暑となり、6月に熱中症で病院に運ばれた人は全国で1万5657人で統計を取り始めた2010年以降最も多かったようです。

今後も全国的に気温が平年よりも高くなると予想されていて、引き続き熱中症への対策が必要です。
熱中症対策は、知識を持ち行動することで、防ぐことができます。
暑さ指数や熱中症アラート等を参考にしながら、自分の体調の変化に気を付けて行動することが大切です。
熱中症警戒アラートが発表されている日には熱中症になりやすく、救急搬送者数が多くなる傾向があります。
①熱中症について
熱中症とは、体温を平熱に保つために汗をかき、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)の減少や、血液の流れが滞るなどして体温が上昇して重要な臓器が高温にさらされたりすることにより発症する障害の総称です。
②熱中症の症状
次のような症状があったら熱中症を疑いましょう。
・めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、気分が悪くなる
・頭痛、吐き気、体がだるい、体がぐったりする
・意識障害、けいれん、体が熱い
③熱中症が疑われたら
【涼しい場所へ】
冷房が効いてる室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難しましょう。
【体を冷やす】
衣服をゆるめて、首の周り、脇の下、足の付け根などを冷やしましょう。
【水分補給】
水分、塩分、経口補水液などを補給する。
水分・塩分の補給をしても症状が改善しない場合は医療機関を受診。
※自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
④熱中症にならないために
基本的な熱中症対策
【規則正しい食生活をする】
3食(朝食、昼食、夕食)をしっかり食べる。
主食・主菜・副食を揃えた、偏りのないバランスの良い食事を摂る。
【こまめに水分補給する】
のどが渇くまえに水分補給(1日あたり1.2Lが目安)
起床時や、入浴前後にも水分補給。
大汗をかいたあとの塩分補給も忘れずに!
身体に影響を与えるような暑さの中で失われた水分、電解質を補給する。
【暑さに備えた体づくり】
暑くなり始めの時期から適度に運動し、体を暑さに慣らしていく。
体を鍛えて、筋肉をつけるようにする。
終わりに
暑さの感じ方は、人によって異なります。節電を意識するあまり、熱中症対策を忘れないよう注意してください。気温が高い日や湿度の高い日には無理な節電をせず、適度に冷房や扇風機を使いましょう。

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