ヒートショック予防
2月は暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きます。
今回は、是非気を付けていただきたい『ヒートショック』についてお話いたします。
"ヒートショック"とは、急激な温度変化で身体がダメージを受けることです。
入浴時のヒートショックが代表的で、ヒートショックを起こす患者さんの9割は高齢の方だと言われています。
急激な温度変化で血管が収縮した結果、血圧の乱高下が起こり、心筋梗塞や脳梗塞そして脳出血などを引き起こしてしまいます。
めまいやふらつきを感じた事はないでしょうか?それらの症状は、軽度のヒートショックであると言えます。
その際は無理に立ち上がろうとせず、体勢を低くして、気分が落ち着くまでじっと待ちましょう。
未然にヒートショックを防ぐための方法をご紹介いたします。
●脱衣場を温め温度差を少なくする
●お風呂の温度は38~40℃にする
●湯船に浸かる前に掛け湯をする
● 長風呂禁止、湯船に浸かるのは10~15分まで。
●入浴前後にコップ1杯の水分補給をする
●入浴前の飲酒は控える
●浴槽から出る時はゆっくりと
以上の項目を意識し、ヒートーショックの予防に努めましょう。