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2025.12.01
黄砂の症状と予防法について
春先を中心に、黄砂が日本へ飛来することがあります。
中国大陸やモンゴルの砂漠地帯で巻き上げられた細かな砂粒が風に乗り、数日かけて広い範囲を漂います。
目や喉、肺などへの影響が出ることがあるため、特に高齢者や持病のある方は注意が必要です。
■ 黄砂による主な症状
・目のかゆみ・充血・流涙
・のどの違和感、乾燥感、咳
・鼻水、鼻づまり、くしゃみ
・気管支喘息の悪化、呼吸のしづらさ
・肌のかゆみ、かぶれ、敏感肌の悪化
これらの症状は、黄砂そのものに加え、花粉や PM2.5 が重なることで悪化することがあります。特に高齢者や心肺機能が弱い方は症状を見逃さず、日頃からの対策が大切です。
■ 日常的な予防法
①外出時の対策
・マスクを着用する(高機能マスクや不織布マスクが望ましい)。
・サングラスやゴーグルで目を保護する。
・帽子や長袖で肌の露出を減らし、砂粒の付着を防ぐ。
・外出後は衣類や髪についた砂を払い、シャワーで洗い流す。
②室内環境の整備
・窓を閉め、空気清浄機を活用する。
・換気をする際は、飛散の多い時間を避け、短時間で行う。
・適度な加湿を保ち、のどの乾燥を防ぐ。
③健康管理
・こまめな水分補給でのどの乾燥を防ぐ。
・鼻腔の清潔を保ち、自然な防御機能を維持する。
・花粉症や喘息などの基礎疾患がある場合は、処方薬や予防薬を医師の指示に従って使用する。
・十分な睡眠をとり、体力を保つ。
④洗濯・衛生
・外出時の衣類は分けて洗濯し、砂粒の持ち込みを防ぐ。
・靴は玄関で管理し、室内に持ち込まない。
■ 高齢者・介護が必要な方へのポイント
・黄砂の飛来情報をこまめに確認し、必要に応じて外出を控える。
・室内の湿度を 40~60% に保ち、乾燥対策を徹底する。
・呼吸状態の変化を家族や介護者が日々観察し、異変があれば早めに医療機関へ相談する。
■ 受診の目安
・咳が長引く、息苦しさが強い、のどや目の痛みがひどい場合
・発熱や全身のだるさがある場合
・持病の悪化を感じる場合
黄砂は季節性の現象ですが、適切な予防と早めの対応でつらい症状を軽減できます。
私たち訪問看護ステーションでは、在宅での生活の中で感じる不安や不便を少しでも軽くできるようサポートいたします。ご家族と連携し、個々の体調に合わせた対策を一緒に考えていきましょう。
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2025.11.01
筋トレすれば治る?肩こり・腰痛の意外な落とし穴
身体には「硬い筋肉」と「弱い筋肉」があり、この筋力バランスが崩れることで、肩こりや腰痛が起こるといわれています。
そのため、
「硬い筋肉はストレッチでほぐし、弱い筋肉は筋トレで鍛えるべき!」
という考え方もよく聞かれます。
一見、肩こりや腰痛の改善策として正しそうに思えますが、弱い筋肉を無理に鍛えようとすると、かえって症状が悪化する場合もあります。
弱い筋肉=本当に弱いとは限りません。
実は、筋肉が「弱く感じる」とき、
それは本当に弱いのではなく、頑張り続けて疲労が溜まっているだけということもあります。
そのような筋肉にさらに負荷をかけて鍛えようとすると、まるで疲れた社員に残業を強いるようなもの。
筋肉が強くなる前に疲弊してしまい、結果として凝りや痛みが強くなる恐れがあります。
「筋肉は裏切らない」?
肩こり・腰痛では“裏切る”こともあります。トレーニング好きの方の間では「筋肉は裏切らない」という言葉を耳にしますが、肩こり・腰痛に関しては、筋肉が“裏切る”こともあるのです。
まとめ
疲れた筋肉を鍛えるのは逆効果!どの筋肉をストレッチし、どの筋肉を鍛えるべきか、その見極めをしっかり行うことが大切です。
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2025.10.01
残暑が厳しい日々を元気に
暑い日が続いておりますが、体調など崩されていませんか?
涼しい日はお散歩などされる方もいらっしゃると思いますが、猛暑の中では外に出るのも大変ですよね。
そこで今回は、**ご自宅で無理なくできる、転倒予防にもつながる「足の指を鍛える運動」**をご紹介いたします。
どれも座ってできる簡単な運動ばかりですので、ぜひ日々の健康づくりにお役立てください。
★ 足指じゃんけん
椅子に座ったままできる、とても簡単な運動です。
次のように足の指を動かしてみましょう。
・足の指をぎゅっと丸める(グー)
・親指を上に、それ以外の指を下に開く(チョキ)
・指をできるだけ大きく開く(パー)
この動きをくり返すことで、足の指がしっかり動くようになり、歩くときの安定感が高まります。
ご家族やお友だちと一緒に「足じゃんけん」をしてみるのも、楽しく続けるコツです。
★ タオルギャザー
こちらも椅子に座ったままできる運動です。
1.床にタオルを1枚広げて置きます。
2.かかとでタオルの端を踏んで固定し、足の指で手前にたぐり寄せるように動かします。
無理なく足の指を動かすことで、つまずきや転倒の予防にもつながります。
※ 転倒が不安な方は、しっかりした椅子に座って行ってくださいね。
★ 背伸び運動(かかとの上げ下げ)
立って行う運動ですが、壁や机に手を添えて行えば安全です。
1.まっすぐ立ちます
2.ゆっくりとかかとを上げて、つま先立ちになります
3.またゆっくりと元に戻します
この動きで、足の裏全体や足指が自然に鍛えられます。
足の指を意識して、しっかり踏んばるように行うのがポイントです。
まとめ
年齢を重ねるとともに、足の筋力やバランス力が少しずつ低下しがちです。
太腿などの大きな筋肉を鍛えることももちろん大切ですが、足の指先までしっかり使うことで、より安定して歩けるようになります。
どの運動も、テレビを見ながら・ちょっとしたすきま時間にできるものばかりです。
「無理なく、毎日コツコツ」と続けて、元気な足を保ちましょう!
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2025.09.01
秋に向けての体調管理
爽やかな行楽の季節、秋。「夏よりも過ごしやすいはずなのに、なぜか体調を崩しやすい」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
夏の間に冷房の効いた環境で過ごしたり、冷たい飲み物を多く摂ったりすることで、体が冷えてしまい、胃腸の疲れが残っていることがあります。
また、9月に入ると朝晩は涼しくなるものの、日中はまだ暑さが続く日も多く、寒暖差が大きくなります。こうした気温差は自律神経のバランスを崩しやすく、「なんとなく体がだるい」といった体調不良の原因にもなります。
季節の変わり目を健康に過ごすためには?
秋を元気に過ごすために、以下のような工夫を取り入れてみましょう。
・体を温めることを意識する
温かい飲み物を摂る、ゆっくりお風呂に入る、生姜など体を温める食材を取り入れるなど、日常の中で「温活」を心がけましょう。・軽い運動を取り入れる
朝晩が涼しくなり運動しやすい時期です。ウォーキングなどの軽い運動を日課にすると良いでしょう。日中に太陽を浴びながら運動することで、自律神経の働きも整いやすくなります。秋におすすめの「腸活ハーブティー」3選
腸内環境を整えることは、免疫力アップや体調管理にもつながります。ここでは、秋にぴったりのハーブティーを3つご紹介します。
1. カモミールティー
リラックス効果があり、秋の夜長におすすめです。季節の変わり目はストレスや不眠を感じやすいですが、カモミールティーを飲むことで気持ちが落ち着き、腸の働きをサポートします。冷えが気になるこの時期に、温かいハーブティーは心身をほっとさせてくれます。
2. ジンジャーティー
生姜の温め効果で、秋の冷え込む日にもぴったり。消化を助ける作用もあり、腸の健康をサポートしながら風邪予防にも役立ちます。
3. ダンデライオン(タンポポ)ティー
デトックス効果が期待でき、夏の間にたまった老廃物の排出を促します。体の内側から整えるサポートとして、季節の変わり目に取り入れたいハーブティーです。
秋は、体調を崩しやすい季節でもありますが、ちょっとした工夫で元気に過ごすことができます。
ぜひ温かいハーブティーを楽しみながら、体を内側からケアしていきましょう。
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2025.08.01
飲酒運転の危険性と罰則について — 安全運転管理者講習レポート
はじめに
このたび、安全運転管理者講習を受講し、飲酒運転の危険性やそれに伴う罰則について学びました。ここにその内容をご報告いたします。
交通事故の防止は、企業にとっても社会にとっても極めて重要な課題です。なかでも飲酒運転は、重大事故につながる危険性が非常に高く、決して許される行為ではありません。本レポートでは、飲酒運転の危険性と法的な罰則について詳しく解説し、安全運転への意識向上を目的としています。
1. 飲酒運転の危険性
飲酒運転は、アルコールの影響により運転者の判断力や反応速度、視覚・聴覚などの感覚に支障をきたし、事故のリスクを著しく高めます。具体的には、以下のような影響が挙げられます。
- ◆判断力の低下
飲酒により注意力が鈍くなり、危険の察知が遅れます。歩行者の飛び出しや前方車両の急ブレーキなどに反応が遅れることで、事故に直結する危険があります。 - ◆反応速度の遅延
アルコールは反射神経を鈍らせるため、ブレーキやハンドル操作に遅れが生じます。緊急時の回避行動が間に合わないこともあります。 - ◆視覚機能の障害
視野が狭くなる、奥行き感覚が狂うといった影響により、周囲の状況把握が難しくなります。 - ◆身体機能の低下
酔いが進行すると、ふらつきや平衡感覚の喪失が起こり、車両の操作そのものが不安定になります。
これらの影響が複合的に作用することで、飲酒運転は重大事故、特に死亡事故や重傷事故に発展しやすい傾向にあります。
2. 飲酒運転に対する法的・社会的罰則
飲酒運転は法律により厳しく規制されており、違反した場合には重い刑罰や行政処分が科されます。主な罰則は以下のとおりです。
◆ 道路交通法に基づく罰則
・酒気帯び運転(基準値を超える状態)
→免許の停止・取り消し、罰金刑などが科されます。・酒酔い運転(著しく酩酊している状態)
→最長3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。・危険運転致死傷罪
→飲酒運転により死亡または重傷事故を引き起こした場合、最長で懲役20年の重刑が科される可能性があります。◆ 行政処分
- ・運転免許の停止・取消
- ・免許の再取得には、一定期間の経過と講習受講が必要
これらの罰則は、飲酒運転がいかに重大で危険な行為であるかを社会全体に強く認識させ、再発を防止するために設けられています。
3. 企業としての取り組みと従業員の役割
交通事故を未然に防ぎ、安全な職場環境を維持するためには、企業と従業員の双方が高い意識を持ち、協力し合うことが不可欠です。
企業としては、安全運転に関する定期的な教育や点呼・体調管理の徹底、運転日報の活用などを通じて、飲酒運転の防止に努める必要があります。
一方、従業員一人ひとりも、「絶対に飲酒運転はしない」という強い意志と責任を持って行動しなければなりません。万が一にも事故を起こさないよう、日々の業務において常に安全運転を心がけましょう。
おわりに
飲酒運転は、自分自身だけでなく、周囲の命や企業の信用にも甚大な被害を及ぼす行為です。今回の講習を通じて、改めてその危険性と社会的責任の重さを再認識しました。
今後も安全運転を最優先とし、事故ゼロの実現に向けて日々努めてまいります。
- ◆判断力の低下
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2025.07.01
夏に向けた体調維持のための体操のご案内
梅雨が明けると、いよいよ本格的な夏の到来です。高温多湿な季節は体への負担が大きく、体調管理がより一層重要となります。
今回は、夏に向けた体調維持を目的とした体操をご紹介いたします。
夏は気温や湿度の上昇により、熱中症や脱水症状のリスクが高まります。こうした健康リスクを防ぐためには、無理のない範囲で体を動かし、適度な運動習慣を取り入れることが効果的です。特に簡単な体操は、血行を促進し、筋肉の緊張をほぐすことで、リラックスや夏バテ予防にもつながります。
◾️体操を行う際のポイント
・朝や夕方など、気温の比較的低い時間帯に行いましょう。
・暑さのピークを避け、無理のない範囲でゆったりと行うことが大切です。
・呼吸を意識しながら、リズムよく続けましょう。
【夏におすすめの体操】
1. 深呼吸とストレッチ
椅子に座ったまま、ゆっくりと深呼吸を行います。鼻から息を吸い、口からゆっくりと吐き出しましょう。その後、両手を天井に向かって伸ばし、背筋を伸ばすようにストレッチします。血行促進やリラックスに効果的です。
2. 首・肩のストレッチ
椅子に座った状態で、頭をゆっくり左右に倒したり、前後に動かしたりします。次に、肩をすくめたり回したりして、肩周りの筋肉をほぐしましょう。長時間の座位やパソコン作業で凝りやすい部分のリフレッシュに役立ちます。
3. 手足の運動
足の上下運動や、手を握ったり開いたりする動作もおすすめです。特にふくらはぎや太ももを意識的に動かすことで、血流が良くなり、むくみやだるさの予防につながります。
4. 体幹のひねり
椅子に座ったまま、上半身を左右にゆっくりひねります。脇腹や背中の筋肉がほぐれ、柔軟性の維持に効果があります。
【体操時の注意点】
・こまめな水分補給を忘れずに行いましょう。
・体調がすぐれないときや疲れを感じたときは、無理をせず休憩してください。
・呼吸を止めず、ゆっくりとした動きを意識しましょう。
・高齢の方や持病のある方は、事前に医師や看護師へご相談ください。
夏の体調管理には、体操などの適度な運動に加えて、十分な休息とバランスの取れた食事が欠かせません。特に水分はこまめに補給し、体内の水分バランスを整えることが、健康維持の基本となります。
暑さに負けず、無理のない範囲で楽しみながら体を動かし、元気に夏を乗り切りましょう。
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2025.06.01
訪問リハビリと水分摂取の重要性
平均気温の上昇と湿度の高い日が増えている近年、特に高齢者や体力の低下した方々にとっては、熱中症や脱水症のリスクが高まっています。
訪問リハビリを行う理学療法士として、利用者様の健康を守るため、リハビリ後の水分摂取の重要性についてお伝えしたいと思います。◾️水分摂取の意義
私たちの体は体重の約60%が水分で構成されており(高齢者では約50~55%)、生命維持に欠かせない存在です。
体内の水分量を保つためには、1日に取り入れる水分量と排出される水分量のバランスを維持することが大切です。尿や便、汗などから、1日に約2500mlの水分が排出されます。
水分は細胞の働きを助け、栄養素の運搬や老廃物の排出にも重要な役割を果たします。特に高齢者は、感覚の鈍化や腎機能の低下により水分摂取量が不足しがちで、体内の水分バランスが崩れやすくなります。その結果、脱水症状を引き起こしやすく、重篤な熱中症に繋がる可能性があります。◾️訪問リハビリと水分補給
訪問リハビリでは、身体機能の向上を目的にさまざまな運動を行いますが、運動中や運動後の水分補給は非常に重要です。運動により汗をかくことで体内の水分が失われるため、適切な水分補給を行わないと、筋肉の疲労感や頭痛、めまいなどの症状が現れることがあります。
特にリハビリ後には、利用者様が自発的に水分を摂取する意識を持つことが大切です。高齢者の中には「喉が渇いていないから大丈夫」と感じる方も多く、実際には脱水状態に陥っている場合があります。理学療法士として、リハビリ中に水分補給の重要性を伝え、利用者様が自ら進んで水分を摂取できるよう促すことが求められます。
◾️水分補給のポイント
1. こまめな水分補給:リハビリの合間や終了後に、少しずつ水分を摂取することを推奨します。一度に多量を飲むのではなく、少量を頻繁に摂ることで、体が水分を効率よく吸収できます。
2. 適切な飲み物の選択:水分補給の基本は水ですが、スポーツドリンクや麦茶など、電解質や糖分を含む飲み物も効果的です。特に暑い日や運動後には、体内の塩分やミネラルを補うため、これらの飲み物を選ぶと良いでしょう。
3. 飲む習慣をつける:利用者様が日常的に水分摂取を意識できるようサポートします。例えば、リハビリの前後に飲むことをルール化することで、自然と水分補給が習慣づけられます。◾️まとめ
訪問リハビリ後の水分摂取は、熱中症や脱水症を予防し、健康的な生活を維持するために非常に重要です。理学療法士として、利用者様に適切な水分摂取を促し、健康を守ることが私たちの役割です。今後も、利用者様の健康を第一に考え、リハビリを通じて安全で快適な生活をサポートしていきたいと思います。
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2025.05.17
訪問看護医療DX情報活用加算について
2024年診療報酬改定に伴い、『いちむじん訪問看護ステーション』および『いちむじん訪問看護ステーション りんくう』は、地方厚生局長等に届け出た訪問看護ステーションの看護師等(准看護師を除く)が、オンライン資格確認によって利用者の診療情報や薬剤情報等を取得した上で訪問看護の実施に関する計画的な管理を行い、質の高い医療を提供します。
これにより訪問看護医療DX情報活用加算として定められた額を所定額に加算します。
・訪問看護医療DX情報活用加算 50円(月一回)
[訪問看護医療DX情報活用加算に関する施設基準]
1. 訪問看護療養費および公費負担医療に関する費用の請求を、電子情報処理組織を使用して行うこと。
2. 健康保険法第 3 条第 13 項に規定する電子資格確認を行う体制を有すること。
3. 医療 DX 推進体制に関する事項、および質の高い訪問看護の実施のために十分な情報を取得・活用して訪問看護を行うことについて、当該訪問看護ステーションの見やすい場所に掲示すること。
4. 3.の掲示事項について、原則としてウェブサイトに掲載すること。(個人情報の取り扱いについて)
個人情報保護委員会・厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いの為のガイダンス」厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等の関係法令を遵守し、個人情報保護方針に基づいた適正な管理を行い、ご利用者様への看護サービスの提供以外の目的には使用いたしません。(資格情報の提供について)
資格情報の提供は患者様及び代理人の同意に基づいて行われます。
同意なしにオンライン資格確認を行うことはございません。2025 年 5 月
株式会社NKプランニング
いちむじん訪問看護ステーション株式会社フォルテ
いちむじん訪問看護ステーション りんくう -

2025.05.03
介護施設にて、介助方法についての研修と実技を開催しました。
1. はじめに
介護施設において、利用者の安全と快適さを確保するための移乗介助は非常に重要です。今回、介護スタッフを対象に移乗介助の方法について研修と実技を行いました。
2. 研修の目的
移乗介助の研修は、以下の目的を持って実施しました。
– 利用者の身体的負担を軽減し、安全に移乗を行う技術の習得。
– 介助時のコミュニケーション技術の向上。
– スタッフ間の情報共有と連携の強化。
3. 研修内容
研修は、座学と実技の2部構成で行いました。座学では、移乗介助の基本的な理論や注意点についてをお伝えしました。
1. **移乗介助の基本理論**
– 移乗介助の重要性
– 利用者の身体状況に応じた方法の選択
– 介助者自身の身体の使い方(腰の使い方、足の位置など)の説明
2. **コミュニケーション技術**
– 利用者との信頼関係を築くための声掛けのポイント
– 移乗前の説明と同意の重要性
3. **実技演習**
– 車椅子からベッドへの移乗
– 異なる体格や状態の利用者に対する対応方法
4. 実技の様子
実技演習では、ペアを組んでお互いに介助を行う形式で進めました。スタッフは、実際に介助を行う際の体の動かし方や利用者への配慮を意識しながら取り組みました。特に、実際の体重を意識した移乗の際の支え方や、利用者に対する声掛けのタイミングなどが重視されました。
参加者からは「実際に体験することで、理論だけでは得られない理解が深まった」という意見や、「他のスタッフと情報共有しながら学ぶことができて良かった」との感想が寄せられました。
5. 参加者の反応
参加者は、研修を通じて移乗介助の重要性を再認識し、実技を通じて自信を持つようになったとの声が多く聞かれました。また、普段の業務にどのように活かせるかを具体的に考える場にもなり、今後の業務に対する意欲が高まりました。
6. 今後の展望
今回の研修を通じて得た知識と技術を、日常の介助業務に活かしていくことが重要です。また、研修の効果を持続させるためには、定期的なフォローアップや、他の介助技術に関する研修も計画する必要があります。さらに、新しい介護技術の情報を常に更新し、スタッフ全体のスキル向上を図ることが求められます。
7. 結論
移乗介助は、介護の現場で非常に重要なスキルです。今回の研修を通じて、スタッフの技術向上だけでなく、利用者の安全を守るための意識も高まりました。今後も定期的な研修を実施し、介護の質を向上させていくことが必要です。
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2025.04.01
ACP研修会への参加
2025.3.17医療者向けに開催された、ACP(アドバイス・ケア・プランニング)研修会に参加して参りました。
沖縄県立中部病院の高山義浩先生が講師となり、地域包括ケアにおける多職種連携・ACPの取り組みについて御教授いただきました。
高齢化社会となり、医療や介護の在り方が多様化している昨今。人生の最終段階における『適切な意思決定』への支援についてを再考する必要性を感じる研修となりました。
『適切な意思決定』とは、どのように生きていくのか、どのように支援を求めているのか、どのように看取りたいのか、看取られたいのか。御自身を取り巻く環境や価値観、生き方により時間をかけて繋げていくものです。
我々は、その手助けができる立場にあるのだと改めて感じました。
自分の価値観でその方の在り方を測るのではなく、その方自身の価値観や人生観に寄り添い、足並みを揃えていけるように取り組んでいくべきだと感じました。
沖縄離島で大事にしている在り方は、色々なしがらみを越え、その人らしく生きることである。とその素晴らしさを教えていただきました。
今感じているこの想いを大切に、看護師として利用者様、御家族様と関わらせていただき精進して参りたいと思います。
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