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2025.04.01
ACP研修会への参加
2025.3.17医療者向けに開催された、ACP(アドバイス・ケア・プランニング)研修会に参加して参りました。
沖縄県立中部病院の高山義浩先生が講師となり、地域包括ケアにおける多職種連携・ACPの取り組みについて御教授いただきました。
高齢化社会となり、医療や介護の在り方が多様化している昨今。人生の最終段階における『適切な意思決定』への支援についてを再考する必要性を感じる研修となりました。
『適切な意思決定』とは、どのように生きていくのか、どのように支援を求めているのか、どのように看取りたいのか、看取られたいのか。御自身を取り巻く環境や価値観、生き方により時間をかけて繋げていくものです。
我々は、その手助けができる立場にあるのだと改めて感じました。
自分の価値観でその方の在り方を測るのではなく、その方自身の価値観や人生観に寄り添い、足並みを揃えていけるように取り組んでいくべきだと感じました。
沖縄離島で大事にしている在り方は、色々なしがらみを越え、その人らしく生きることである。とその素晴らしさを教えていただきました。
今感じているこの想いを大切に、看護師として利用者様、御家族様と関わらせていただき精進して参りたいと思います。
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2025.03.01
ギックリ腰は予防できる?
・落ちたものを拾おうと前屈みになった時
・くしゃみが出た時
そんな些細なことがきっかけで、腰に激痛が走ることがあります。ギックリ腰とは俗称で、医学的には急性腰痛症と呼びます。
しばらく安静にしていると治りますが、甘んじて元の怠惰な暮らしを続けていると再発しやすい性質があります。
では、再発を防ぐ方法はないのでしょうか?
ギックリ腰の多くは、"仙腸関節"のオーバーモビリティ(動きすぎ)から起こります。
つまり、『動きすぎ』がしっかりと抑えられるとギックリ腰の再発防止に繋がります。
"仙腸関節"とは、背骨の末端にある仙骨と骨盤の腸骨が作る関節で、ほとんど動かない関節なのですが、わずかな可動性があります。
そこで腸骨をキュッと引き締め、仙腸関節の可動性を抑えてあげるとギックリ腰の予防になるというわけです。
具体的な方法として、骨盤底筋群・腹横筋・横隔膜・多裂筋といった体幹のインナーマッスルを意識して鍛える事が有効的ですよ。
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2025.02.01
インフルエンザ感染
12月から3月頃に流行ると言われているインフルエンザ、感染のピークは1~2月です。
去年も12月から感染が始まっており、今現在はA型感染者が多いですが、これからはB型感染者も増えてくると考えられます。
インフルエンザ A型・B型共に感染力がとても強く、軽症で回復する方もいますが、中には肺炎や脳症などを併発して重症化してしまう方もいます。
感染経路は、『飛沫感染・接触感染』によると言われているインフルエンザを予防するには以下の対策が効果的です。
感染予防を徹底して寒い冬を乗り越えましょう。
●正しい手洗い・うがいの実施
●ワクチン接種
●睡眠をしっかりとる
●バランスのとれた食事を摂る
●適度な湿度を保つ(50~60%が効果的)
●室内ではこまめに換気をする
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2025.01.01
明けましておめでとうございます
昨年は格別なご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
いちむじんは新たに、自費看護サービス「プライベートナース」を開始いたしました。
「一生懸命に」「思いやりをもち」「明るく笑顔で」24時間365日の安心をサポートいたします。単なるサービスとしてではなく、『家族の一員として』精進して参りたいと思います。
本年も気持ちを新たに、より一層尽力してまいります。
変わらぬご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
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2024.12.08
坐骨神経痛
腰を少し動かした時、お尻からふくらはぎにかけてピキーン!とした痛みや痒れを感じたことはありませんか?
その症状は「坐骨神経痛」かもしれません。
坐骨神経は腰の骨 (背骨) から出てお尻を通り足の先まで伸びていて、腰を動かした刺激で攣りや痛みが足の裏側を走るのが特徴で、「足の動き」「感覚」に関わる重要な神経です。
■原因
腰椎椎間板ヘルニアや腰椎管狭窄症などの腰の病気。スポーツや仕事・家事で腰に負担をかけることが多いと、痛みやすいと言われています。
■ 生活の中でできる工夫
・座る時間が長い時は、背伸びをして腰を伸ばす。
・洗濯物を干す時は、カゴを椅子や机などの上に置き、前かがみにならないようにする。
・痛みのない範囲で、腰や太もものストレッチやウォーキングなど運動をする。
神経は寒くなると過敏になりやすいので、体(特に腰)を冷やさないように、この冬を過ごしましょう。
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2024.11.01
11月30日は人生会議の日
私達は「誰でもいつでも」命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。
人は命の危機が迫った状態になると、約70%の方が「医療やケアなどを自分で決めたり望みを伝えたりできなくなる」と言われているそうです。
そのため事前に、ご自身が受けたい医療やケアについてご家族や近しい人、医療・介護関係者と繰り返し話し合い考えておく必要があります。
その『心づもり』として書き留めたものを周囲と共有する取り組みを「アドバンス・ケア・プランニング(以下、ACP)」といいます。
自らが希望する医療やケアを受けるため、医療従事者が医療従事者として利用者が希望する医療やケアを提供するため、真摯に向き合っていきたい大切なプロセスだと思います。
政府は、2018年にACPの愛称を『人生会議』に決定するとともに、毎年11月30日(いい看取り・看取られ)を『人生会議の日』とし、人生の最終段階における医療・ケアについて考える日としました。
私たちいちむじんは、より良いサービスの提案や提供の実現のため、『人生会議(ACP)』について熟慮して参ります。
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2024.10.01
安全運転管理者講習『安全運転とは』
いちむじん訪問看護ステーションでは、管理者と副管理者が年に1度『 安全運転管理者講習』を受講し、社内研修にてスタッフと受講内容を共有しています。
今年は、『安全運転とは』というテーマで実施いたしましたので、その内容の1部を掲載させていただきます。
●安全運転とは
車両を運転する際、交通ルールや常識に則って、周囲の車両や歩行者などに十分な注意を払い事故を起こさないよう努めることです。
安全運転を遂行することで、自分自身や同乗者だけでなく周囲の人々の安全にも貢献し、交通事故による損害や被害を減らすことに繋がります。
警察庁には、交通事故防止のために定められた『安全運転5則』という原則があります。
●安全運転5則
①安全速度を必ず守る
法定速度や制限速度の遵守はもちろん、状況に応じて安全に走行できる速度での運転を心掛けましょう。
雨や雪、濃霧、道路の状況や見通しの良し悪しに合わせて速度を調整する。
人通りが多い箇所は車間に余裕を持ち、スピードを落として走行する。
学校が近辺にある場合は、児童が急に飛び出してくることを想定したり、高齢者が多く利用する施設の近辺は周りをよく見渡して走行したりするなど、速度と共に慎重な運転を心掛けましょう。
②カーブの手前でスピードを落とす
カーブは見通しが悪くなる上、スピードを出していると遠心力で曲がりきれない、対向車線をはみ出すといった危険が生じることもあります。
安全に走行するには、カーブの手前から十分にスピードを落とし、ゆとりを持った車間距離でハンドルを切りましょう。
③交差点では必ず安全を確かめる
交差点は、あらゆる方向から人や自転車、バイクなどが行き交うため、集中して走行する必要があります。例え標識が見当たらなくても、周りの安全状況を確認して走行することを心掛けましょう。
④一時停止で横断歩行者の安全を守る
歩行者が信号機のない横断歩道を渡ろうとしている場合、車は一時停止しなければならないと道路交通法で定められています。
しかし、JAFが実施している「全国調査:信号機のない横断歩道実態調査2022」では、そのような場面での車の一時停止率は39.8%という結果でした。つまり、歩行者が横断歩道を渡ろうとしているにも関わらず、およそ6割の車が停止せず歩行者の目の前を通過するという危険な運行をしているのです。
元来、歩行者に優先権があります。「歩行者が待ってくれるだろう」と考えることは、大変に身勝手でありリスクの高いことだとの認識が必要です。横断歩道がなかったとしても、徐行や一時停止を心掛けましょう。
⑤飲酒運転は絶対にしない
誰もが理解していることですが、飲酒運転は言語道断。飲酒運転は酒類を提供したお店や人、同乗者も罪に問われます。飲酒運転での交通事故死亡率は、飲酒をしていない時のおよそ8倍という統計もあります。「飲んだら乗るな」を徹底しましょう。
事故を起こさず、安全運転を意識付けるために、基本に立ち返って『安全運転5則』を意識しましょう。
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2024.09.03
秋バテに御用心
秋は季節の変わり目で体調を崩す方も少なくありません。
高齢者の場合、基礎体力・免疫力が低下している為に体調を崩しやすく、毎日の生活にも注意が必要です。
季節の変わり目における体調不良(秋バテ)の原因は?
❶自律神経の乱れ
気温差や気圧の変化が大きくなると、それに身体がうまく順応できず自律神経が乱れがちになります。夏の疲れが蓄積していると、体温調節・血液循環・代謝機能にも影響を及ぼします。
❷内臓の冷え
夏は空調の効いた部屋で長時間過ごしたり、冷たい食べ物や飲み物を摂り過ぎることで内臓の冷えが起こります。
内臓が冷えた状態だと秋になっても下痢、便秘、食欲不振など消化器系の症状が出やすくなります。
✔︎秋バテの症状をチェックしてみましょう。
・倦怠感(身体のだるさ)
・立ちくらみ、めまい
・食欲不振
・胃腸の不調、下痢、便秘
・疲労感、疲れやすい
・不眠
・頭痛
・肩こり
・集中力、やる気の低下
当てはまる項目が多い方は、以下のような方法で対策を行いましょう。
・バランスの良い食事を1日3食よく噛んで食べる
・適度な運動を行う
(ウォーキング、ストレッチ、肩まわし)
・高すぎない温度のお風呂にゆっくり浸かる
・早寝早起きでしっかり睡眠時間を取る
・体温調整しやすい服を着る
食事・運動・入浴・睡眠・体温調節といった毎日の生活を整えることで、秋バテを予防できます。これからの季節の体調にも気を付けて素敵な秋を過ごしましょう。
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2024.08.01
夏の冷え症にご注意❗️
『冷え性』とは、体温調節機能が低下し、体の中心部である体幹や手足が十分な血液供給を受けられず冷たくなる状態を指します。
・手足の冷え
・肩こり
・腰痛
・むくみ
・頭痛
・だるさ
・食欲低下
これらが代表的な症状で、夏の冷え性には以下のような原因があります。
❶冷房による急激な温度変化
…屋外の暑い気温と冷房の効いた室内の温度差は、体温調節を狂わせ、自律神経が乱れ血液循環が悪化し冷え性を引き起こします。
❷夏の冷たい飲み物や食べ物の摂取
…内臓温度を低下させることで血液循環を悪くし、冷え性を悪化させる要因となります。
夏の冷え性によるリスクは、【冷えによる免疫力低下】が最も深刻なものと言えます。特に夏はウイルス感染や細菌感染のリスクが高まる季節であり、免疫力が低下することで感染症にかかりやすくなります。
また、夏の暑さによって体力が消耗しやすくなるため、冷え性に悩まされると更なる疲労感を感じやすくなります。
冷え性が持続することで、日常生活にも支障をきたす可能性があります。
夏の冷え性を改善するためには、体温調節を整えることが重要です。
①こまめに水分補給をしましょう。
…体内循環を良くする為、こまめな水分補給は重要です。特に夏は体温調節に多くの水分が排出されるため、水分摂取を心がける必要があります。体温や環境変化に応じて飲み物の温度を変えることも重要です。
②室内での適度なストレッチ・軽い運動をしましょう。
…同じ姿勢や運動量の影響で特に血流が悪くなりますが、夏の室内は薄着で冷える場合も少なくありません。休憩や定期的なストレッチ、夕方など暑くない時間帯での運動をお勧めします。
③常温の飲み物や温かい食事を摂りましょう。
…夏は冷たい食べ物を好んでしまいますが、三食に一回は味噌汁やスープで内臓を温めてあげましょう。冷え性改善だけでなく、代謝アップや肌改善につながります。
④冷房の効いた室内にいる際は、薄手の羽織も持参して体温調節を行いましょう。
…室内と屋外の温度差に体がついていけないことが冷え性を悪化させる要因となるため、調節しやすい服装を心掛けることが大切です。特に睡眠中に体を冷やすことの健康被害は大きいですので、1枚でも布団やタオルケットを体にかけて寝るようにしましょう。
また、夏は汗をかきやすい季節でもありますが、汗をかいた後の冷房の効いた場所への直行は避けましょう。汗をかいたまま冷房に当たることで、体温が急激に下がり冷え性を引き起こす可能性があります。タオルで汗を拭ったり、水分補給を心掛けたりすることで、体を冷やしすぎないようにしましょう。
暑い夏!上手く乗り切りましょう!
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2024.07.24
いちむじん+にて「リハビリ体験」を行いました。
7月24日に"いちむじん+"として初めてのイベント「リハビリ体験」を開催いたしました。
肩こりや腰痛、膝の痛みでお困りの方に。
また、運動不足解消のためのアドバイスをさせていただきました。
当イベント中に、介護や訪問看護についての質問をお受けいたしました。
介護や医療について知りたいけれど、知るきっかけがなかった方が多いように感じました。
実際に必要になってからではなく、事前に知っておくことで心の持ちようや行動が変わります。今回色んな方へお声がけする事で、いちむじん(身近にある医療について)の周知を図る事が出来たのではないかと思います。
次は9月に開催を予定していますので、今回参加出来なかった方も、是非お越し下さいませ。
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