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2025.07.01
夏に向けた体調維持のための体操のご案内
梅雨が明けると、いよいよ本格的な夏の到来です。高温多湿な季節は体への負担が大きく、体調管理がより一層重要となります。
今回は、夏に向けた体調維持を目的とした体操をご紹介いたします。
夏は気温や湿度の上昇により、熱中症や脱水症状のリスクが高まります。こうした健康リスクを防ぐためには、無理のない範囲で体を動かし、適度な運動習慣を取り入れることが効果的です。特に簡単な体操は、血行を促進し、筋肉の緊張をほぐすことで、リラックスや夏バテ予防にもつながります。
◾️体操を行う際のポイント
・朝や夕方など、気温の比較的低い時間帯に行いましょう。
・暑さのピークを避け、無理のない範囲でゆったりと行うことが大切です。
・呼吸を意識しながら、リズムよく続けましょう。
【夏におすすめの体操】
1. 深呼吸とストレッチ
椅子に座ったまま、ゆっくりと深呼吸を行います。鼻から息を吸い、口からゆっくりと吐き出しましょう。その後、両手を天井に向かって伸ばし、背筋を伸ばすようにストレッチします。血行促進やリラックスに効果的です。
2. 首・肩のストレッチ
椅子に座った状態で、頭をゆっくり左右に倒したり、前後に動かしたりします。次に、肩をすくめたり回したりして、肩周りの筋肉をほぐしましょう。長時間の座位やパソコン作業で凝りやすい部分のリフレッシュに役立ちます。
3. 手足の運動
足の上下運動や、手を握ったり開いたりする動作もおすすめです。特にふくらはぎや太ももを意識的に動かすことで、血流が良くなり、むくみやだるさの予防につながります。
4. 体幹のひねり
椅子に座ったまま、上半身を左右にゆっくりひねります。脇腹や背中の筋肉がほぐれ、柔軟性の維持に効果があります。
【体操時の注意点】
・こまめな水分補給を忘れずに行いましょう。
・体調がすぐれないときや疲れを感じたときは、無理をせず休憩してください。
・呼吸を止めず、ゆっくりとした動きを意識しましょう。
・高齢の方や持病のある方は、事前に医師や看護師へご相談ください。
夏の体調管理には、体操などの適度な運動に加えて、十分な休息とバランスの取れた食事が欠かせません。特に水分はこまめに補給し、体内の水分バランスを整えることが、健康維持の基本となります。
暑さに負けず、無理のない範囲で楽しみながら体を動かし、元気に夏を乗り切りましょう。
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2025.06.01
訪問リハビリと水分摂取の重要性
平均気温の上昇と湿度の高い日が増えている近年、特に高齢者や体力の低下した方々にとっては、熱中症や脱水症のリスクが高まっています。
訪問リハビリを行う理学療法士として、利用者様の健康を守るため、リハビリ後の水分摂取の重要性についてお伝えしたいと思います。◾️水分摂取の意義
私たちの体は体重の約60%が水分で構成されており(高齢者では約50~55%)、生命維持に欠かせない存在です。
体内の水分量を保つためには、1日に取り入れる水分量と排出される水分量のバランスを維持することが大切です。尿や便、汗などから、1日に約2500mlの水分が排出されます。
水分は細胞の働きを助け、栄養素の運搬や老廃物の排出にも重要な役割を果たします。特に高齢者は、感覚の鈍化や腎機能の低下により水分摂取量が不足しがちで、体内の水分バランスが崩れやすくなります。その結果、脱水症状を引き起こしやすく、重篤な熱中症に繋がる可能性があります。◾️訪問リハビリと水分補給
訪問リハビリでは、身体機能の向上を目的にさまざまな運動を行いますが、運動中や運動後の水分補給は非常に重要です。運動により汗をかくことで体内の水分が失われるため、適切な水分補給を行わないと、筋肉の疲労感や頭痛、めまいなどの症状が現れることがあります。
特にリハビリ後には、利用者様が自発的に水分を摂取する意識を持つことが大切です。高齢者の中には「喉が渇いていないから大丈夫」と感じる方も多く、実際には脱水状態に陥っている場合があります。理学療法士として、リハビリ中に水分補給の重要性を伝え、利用者様が自ら進んで水分を摂取できるよう促すことが求められます。
◾️水分補給のポイント
1. こまめな水分補給:リハビリの合間や終了後に、少しずつ水分を摂取することを推奨します。一度に多量を飲むのではなく、少量を頻繁に摂ることで、体が水分を効率よく吸収できます。
2. 適切な飲み物の選択:水分補給の基本は水ですが、スポーツドリンクや麦茶など、電解質や糖分を含む飲み物も効果的です。特に暑い日や運動後には、体内の塩分やミネラルを補うため、これらの飲み物を選ぶと良いでしょう。
3. 飲む習慣をつける:利用者様が日常的に水分摂取を意識できるようサポートします。例えば、リハビリの前後に飲むことをルール化することで、自然と水分補給が習慣づけられます。◾️まとめ
訪問リハビリ後の水分摂取は、熱中症や脱水症を予防し、健康的な生活を維持するために非常に重要です。理学療法士として、利用者様に適切な水分摂取を促し、健康を守ることが私たちの役割です。今後も、利用者様の健康を第一に考え、リハビリを通じて安全で快適な生活をサポートしていきたいと思います。
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2025.05.17
訪問看護医療DX情報活用加算について
2024年診療報酬改定に伴い、『いちむじん訪問看護ステーション』および『いちむじん訪問看護ステーション りんくう』は、地方厚生局長等に届け出た訪問看護ステーションの看護師等(准看護師を除く)が、オンライン資格確認によって利用者の診療情報や薬剤情報等を取得した上で訪問看護の実施に関する計画的な管理を行い、質の高い医療を提供します。
これにより訪問看護医療DX情報活用加算として定められた額を所定額に加算します。
・訪問看護医療DX情報活用加算 50円(月一回)
[訪問看護医療DX情報活用加算に関する施設基準]
1. 訪問看護療養費および公費負担医療に関する費用の請求を、電子情報処理組織を使用して行うこと。
2. 健康保険法第 3 条第 13 項に規定する電子資格確認を行う体制を有すること。
3. 医療 DX 推進体制に関する事項、および質の高い訪問看護の実施のために十分な情報を取得・活用して訪問看護を行うことについて、当該訪問看護ステーションの見やすい場所に掲示すること。
4. 3.の掲示事項について、原則としてウェブサイトに掲載すること。(個人情報の取り扱いについて)
個人情報保護委員会・厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いの為のガイダンス」厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等の関係法令を遵守し、個人情報保護方針に基づいた適正な管理を行い、ご利用者様への看護サービスの提供以外の目的には使用いたしません。(資格情報の提供について)
資格情報の提供は患者様及び代理人の同意に基づいて行われます。
同意なしにオンライン資格確認を行うことはございません。2025 年 5 月
株式会社NKプランニング
いちむじん訪問看護ステーション株式会社フォルテ
いちむじん訪問看護ステーション りんくう -
2025.05.03
介護施設にて、介助方法についての研修と実技を開催しました。
1. はじめに
介護施設において、利用者の安全と快適さを確保するための移乗介助は非常に重要です。今回、介護スタッフを対象に移乗介助の方法について研修と実技を行いました。
2. 研修の目的
移乗介助の研修は、以下の目的を持って実施しました。
– 利用者の身体的負担を軽減し、安全に移乗を行う技術の習得。
– 介助時のコミュニケーション技術の向上。
– スタッフ間の情報共有と連携の強化。
3. 研修内容
研修は、座学と実技の2部構成で行いました。座学では、移乗介助の基本的な理論や注意点についてをお伝えしました。
1. **移乗介助の基本理論**
– 移乗介助の重要性
– 利用者の身体状況に応じた方法の選択
– 介助者自身の身体の使い方(腰の使い方、足の位置など)の説明
2. **コミュニケーション技術**
– 利用者との信頼関係を築くための声掛けのポイント
– 移乗前の説明と同意の重要性
3. **実技演習**
– 車椅子からベッドへの移乗
– 異なる体格や状態の利用者に対する対応方法
4. 実技の様子
実技演習では、ペアを組んでお互いに介助を行う形式で進めました。スタッフは、実際に介助を行う際の体の動かし方や利用者への配慮を意識しながら取り組みました。特に、実際の体重を意識した移乗の際の支え方や、利用者に対する声掛けのタイミングなどが重視されました。
参加者からは「実際に体験することで、理論だけでは得られない理解が深まった」という意見や、「他のスタッフと情報共有しながら学ぶことができて良かった」との感想が寄せられました。
5. 参加者の反応
参加者は、研修を通じて移乗介助の重要性を再認識し、実技を通じて自信を持つようになったとの声が多く聞かれました。また、普段の業務にどのように活かせるかを具体的に考える場にもなり、今後の業務に対する意欲が高まりました。
6. 今後の展望
今回の研修を通じて得た知識と技術を、日常の介助業務に活かしていくことが重要です。また、研修の効果を持続させるためには、定期的なフォローアップや、他の介助技術に関する研修も計画する必要があります。さらに、新しい介護技術の情報を常に更新し、スタッフ全体のスキル向上を図ることが求められます。
7. 結論
移乗介助は、介護の現場で非常に重要なスキルです。今回の研修を通じて、スタッフの技術向上だけでなく、利用者の安全を守るための意識も高まりました。今後も定期的な研修を実施し、介護の質を向上させていくことが必要です。
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2025.04.01
ACP研修会への参加
2025.3.17医療者向けに開催された、ACP(アドバイス・ケア・プランニング)研修会に参加して参りました。
沖縄県立中部病院の高山義浩先生が講師となり、地域包括ケアにおける多職種連携・ACPの取り組みについて御教授いただきました。
高齢化社会となり、医療や介護の在り方が多様化している昨今。人生の最終段階における『適切な意思決定』への支援についてを再考する必要性を感じる研修となりました。
『適切な意思決定』とは、どのように生きていくのか、どのように支援を求めているのか、どのように看取りたいのか、看取られたいのか。御自身を取り巻く環境や価値観、生き方により時間をかけて繋げていくものです。
我々は、その手助けができる立場にあるのだと改めて感じました。
自分の価値観でその方の在り方を測るのではなく、その方自身の価値観や人生観に寄り添い、足並みを揃えていけるように取り組んでいくべきだと感じました。
沖縄離島で大事にしている在り方は、色々なしがらみを越え、その人らしく生きることである。とその素晴らしさを教えていただきました。
今感じているこの想いを大切に、看護師として利用者様、御家族様と関わらせていただき精進して参りたいと思います。
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2025.03.01
ギックリ腰は予防できる?
・落ちたものを拾おうと前屈みになった時
・くしゃみが出た時
そんな些細なことがきっかけで、腰に激痛が走ることがあります。ギックリ腰とは俗称で、医学的には急性腰痛症と呼びます。
しばらく安静にしていると治りますが、甘んじて元の怠惰な暮らしを続けていると再発しやすい性質があります。
では、再発を防ぐ方法はないのでしょうか?
ギックリ腰の多くは、"仙腸関節"のオーバーモビリティ(動きすぎ)から起こります。
つまり、『動きすぎ』がしっかりと抑えられるとギックリ腰の再発防止に繋がります。
"仙腸関節"とは、背骨の末端にある仙骨と骨盤の腸骨が作る関節で、ほとんど動かない関節なのですが、わずかな可動性があります。
そこで腸骨をキュッと引き締め、仙腸関節の可動性を抑えてあげるとギックリ腰の予防になるというわけです。
具体的な方法として、骨盤底筋群・腹横筋・横隔膜・多裂筋といった体幹のインナーマッスルを意識して鍛える事が有効的ですよ。
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2025.02.01
インフルエンザ感染
12月から3月頃に流行ると言われているインフルエンザ、感染のピークは1~2月です。
去年も12月から感染が始まっており、今現在はA型感染者が多いですが、これからはB型感染者も増えてくると考えられます。
インフルエンザ A型・B型共に感染力がとても強く、軽症で回復する方もいますが、中には肺炎や脳症などを併発して重症化してしまう方もいます。
感染経路は、『飛沫感染・接触感染』によると言われているインフルエンザを予防するには以下の対策が効果的です。
感染予防を徹底して寒い冬を乗り越えましょう。
●正しい手洗い・うがいの実施
●ワクチン接種
●睡眠をしっかりとる
●バランスのとれた食事を摂る
●適度な湿度を保つ(50~60%が効果的)
●室内ではこまめに換気をする
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2025.01.01
明けましておめでとうございます
昨年は格別なご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
いちむじんは新たに、自費看護サービス「プライベートナース」を開始いたしました。
「一生懸命に」「思いやりをもち」「明るく笑顔で」24時間365日の安心をサポートいたします。単なるサービスとしてではなく、『家族の一員として』精進して参りたいと思います。
本年も気持ちを新たに、より一層尽力してまいります。
変わらぬご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
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2024.12.08
坐骨神経痛
腰を少し動かした時、お尻からふくらはぎにかけてピキーン!とした痛みや痒れを感じたことはありませんか?
その症状は「坐骨神経痛」かもしれません。
坐骨神経は腰の骨 (背骨) から出てお尻を通り足の先まで伸びていて、腰を動かした刺激で攣りや痛みが足の裏側を走るのが特徴で、「足の動き」「感覚」に関わる重要な神経です。
■原因
腰椎椎間板ヘルニアや腰椎管狭窄症などの腰の病気。スポーツや仕事・家事で腰に負担をかけることが多いと、痛みやすいと言われています。
■ 生活の中でできる工夫
・座る時間が長い時は、背伸びをして腰を伸ばす。
・洗濯物を干す時は、カゴを椅子や机などの上に置き、前かがみにならないようにする。
・痛みのない範囲で、腰や太もものストレッチやウォーキングなど運動をする。
神経は寒くなると過敏になりやすいので、体(特に腰)を冷やさないように、この冬を過ごしましょう。
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2024.11.01
11月30日は人生会議の日
私達は「誰でもいつでも」命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。
人は命の危機が迫った状態になると、約70%の方が「医療やケアなどを自分で決めたり望みを伝えたりできなくなる」と言われているそうです。
そのため事前に、ご自身が受けたい医療やケアについてご家族や近しい人、医療・介護関係者と繰り返し話し合い考えておく必要があります。
その『心づもり』として書き留めたものを周囲と共有する取り組みを「アドバンス・ケア・プランニング(以下、ACP)」といいます。
自らが希望する医療やケアを受けるため、医療従事者が医療従事者として利用者が希望する医療やケアを提供するため、真摯に向き合っていきたい大切なプロセスだと思います。
政府は、2018年にACPの愛称を『人生会議』に決定するとともに、毎年11月30日(いい看取り・看取られ)を『人生会議の日』とし、人生の最終段階における医療・ケアについて考える日としました。
私たちいちむじんは、より良いサービスの提案や提供の実現のため、『人生会議(ACP)』について熟慮して参ります。
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